ロンドウック工業団地（Long Duc Industrial Park）は、ベルギーの耐火物メーカーであるOne Refractoriesとの工場賃貸契約を締結した。本契約により、同社はベトナム・ロンドウックにてアジア初の製造拠点を正式に構えることとなった。

One Refractoriesは1925年に創業し、100年近くにわたり世界各国へ高品質な耐火製品を供給してきた。今回のプロジェクトは、同社にとってアジア地域への初進出であり、新たな成長戦略の重要なステップとなる。ロンドウック工業団地としても、こうした欧州企業の誘致は、国際的な投資環境としての信頼を裏付けるものであると考えている。

当団地は、ホーチミン市中心部から車で約50分、ロンタイン国際空港からも近く、交通の利便性と整備されたインフラを備えている。また、安定した電力供給や上下水処理施設、税務・法務支援体制など、外資系企業が安心して進出できる環境を提供している。

契約締結に際し、One Refractories Asiaのゼネラルマネージャーであるシャレーズ・アンリ・ミュラー氏は、「ロンドウックの戦略的な立地と、丁寧で迅速なサポート体制に感銘を受けた。ベトナム市場における当社の成長拠点として、大きな期待を寄せている」と語った。

ロンドウック工業団地の代表である石井博之は、「One Refractoriesのような歴史ある欧州企業が当団地を選んでくださったことは大変光栄であり、今後の事業運営においても全面的に支援していく方針だ」と述べた。

なお、本件においては、産業用不動産分野における国際的なコンサルティング企業であるSavills Vietnamが、工場用地の選定から契約支援に至るまで、全面的にサポートをご担当いただいた。 ロンドウック工業団地では、今後もグローバル企業の誘致と地域産業の活性化を目指し、引き続き高水準のサービスとインフラを提供してまいります。